ある一定期間の為替レートのそれぞれの終値を平均化し、その数字をつないだ線の事です。
種類はSMA(単純移動平均線)やEMA(指数平滑移動平均線)、ほかいくつかありますが、私はSMAのみを使っています。その度に変えてみるような事もしていません。
理由は・・・
「そんなに大きくは変わらないから」です。
先程のMAというのはSMAの事を指しています。
例えば・・・ 5日移動平均線でしたら。
- 1日目の終値 86.80
- 2日目の終値 86.90
- 3日目の終値 87.50
- 4日目の終値 86.50
- 5日目の終値 86.00
この時点で初めて平均線の数値が出る 全部足して5で割って86.74になりますよね?
6日目の終値 85.50の場合、1日目は抜かして6日目の終値を足して5で割ると86.48となります。
7日目の終値 84.50の場合、2日目は抜かして7日目の終値を足して5で割ると、86.00となります。
このように、
86.74 ⇒ 86.48 ⇒ 86.00
数字を見るだけで、移動平均線が下向きに動いているのがわかりますよね??これは明らかに下落方向への動きが出ています。
終値ベースの平均の変化があまりなかったら、「傾き無しの状態(レンジ)」となり、終値ベースで上がっていっていたら上昇方向への動きが出ていることがわかります。
では、私のお話しをここからさせて頂きたいのですが、私は21MAだけをメインにトレードしています。
理由は日足の読み方でも書きましたように、「世界で見ている人が多いから」です。
こちらは、高値と安値とはで使用した図ですが、この中で言えば赤色線(短期線)が21MAです。
例えば、日足で21MAというと21日線と表現され21日間(ほぼ一か月)の平均線で、1時間足なら21時間の平均線ということになります。
ちなみに黄色線を75MA(中期線)、水色線を200MA(長期線)に設定しています。
短期線が中長期線を上向きにクロスしたらゴールデンクロス、下向きにクロスしたらデッドクロスと言いますが、遅れて出現することも多く、私は参考程度にしか考えていません。
移動平均線の傾きがトレンドを判断する指針となりますが、慣れてくると表示させなくても、ある程度わかるようになります。
私がトレードする際に、常に意識しているポジションの傾きを把握するのにも役立ちます。
指標トレードや大相場を狙う場合にも重要な手掛かりになりますので、この話はまた改めてさせていただこうと思います。